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  • Yuko Nagai

Soul Journey

最終更新: 2019年8月12日

ジャマイカで発祥しボブマーリーの名で世界中に広まったレゲエミュージック。

レゲエが伝えるメッセージの多くは、一般にラスタと呼ばれる思想。菜食主義、ドレッドヘア、ガンジャ(大麻のこと。聖なるハーブと捉える。)などが印象的だけれど、その本質は一体何なのか。

ジャマイカという国は長い間、西洋人により植民地化され、原住民は奴隷となり過酷な労働のため絶滅。その後はアフリカやインドなどから大量の奴隷が連れて来られたことにより、今のジャマイカ人のルーツはほとんどがアフリカ人だ。

そして、アフリカへの誇り、アイデンティティを取り戻すため、アフリカ回帰運動、つまりラスタファリ運動が生まれる。 このラスタファリ運動に大きな影響を与えたとされるのが、インドから連れて来られたインド人奴隷たちの文化である。

それまで西洋人から持ち込まれた西洋の二元論文化による、黒人と白人、善と悪という断絶した思考に、インドの多神教的文化、この世の連続性、因果といった要素が融合したのだ。


本質的な善悪は存在せず、すべては輪廻をめぐる因果にすぎないというインド的思考により、白人と黒人との和解、世界の亀裂の解消が可能になるかもしれないと・・・。その世界平和の新しい道を切り開こうとしたのが、ラスタ思想であり、レゲエミュージックだったのかもしれない。


レゲエのルーツ、ラスタ思想の始まりについて書かれたある書籍の中には、このように書いてあった。(抜粋、中略あり↓)


「~つねに神々とコンタクトをとっているインド人の確固とした民族性、その完全な文化を前にして、ハウエル(ラスタの最初の説教師)は目のくらむ思いがしたであろう。」


「インド人のビジョンが、~(中略)~西洋の二元論 ― 神と悪魔、善と悪、黒と白、この世とあの世、肉体と精神… ― を乗り越える哲学システムであり、それが健全な基礎の上に黒人のアイデンティティを建てなおすことを可能にするのである。」


「~貧しい黒人と権力を持った白人という断絶がある。この二元性の虜になってしまった奴隷の子孫~(中略)~インド的要素を取り入れたことにより、第三の解決策を予見することが可能になったのである。ヒンドゥ的リアリティは連続する。本質的な善悪は存在せず、すべては輪廻をめぐる因果にすぎない、~(中略)~インド的思考により、白人と黒人との和解、世界の亀裂の解消が可能となるのだ。」

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「Soul Journey」

作詞・作曲/永井優子

編曲/Cross-section


名前を変えた

暗闇にもまぎれない 艶やかな黒になりたくて

それとも 天を覆う雪の白になって

太陽をかくしてしまおうか

右か左かじゃなくて

黒でも白でもなくて

やつらの目をくらませたい

その間に見つけ出す

生きたい世界を

この耳が震える

新しい名前だ

旅に出るのは今だ

Soul Journey

たやすいことだ  泣きたいだけ泣けばいい

感情の海を泳いでゆけ

善でも悪でもなくて

それなら愛だけなのか

感じることができる やつだけが思い出せる

アイデンティティを

この耳が震える

新しい名前だ

旅に出るのは今だ Soul Journey


失うものはない

裸で生まれて 手ぶらで死ぬだけ

この耳が震える

新しい名前だ

旅に出るのは今だ Soul Journey

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