Yuko Nagai
心の雨が降り止まない
更新日:2019年8月12日
夜中にはっと目が覚める。
誰かに怒鳴られたような気がして、暗闇の中で目を開けたまま、しばらく動けない。
誰にも言えない秘密を抱え、人間として許されないことをたくらんでいるからだろうか。
昼間の太陽は、こんな僕にも優しい光を降り注いでくれる。
僕にはその眩しさが痛い。
こんな生活が長く続くと、喜怒哀楽が失われていく。
人間としてのありとあらゆる感情を飲み込み過ぎたのだ。
涙を流して泣ければ、
飲み込んだものが少しは吐き出せて楽になれるのではないかと思うが、
涙も枯れ果てていっこうに泣けない。
心の中は大雨のように泣いているのに。
でも、この生き方から逃れるわけにはいかない。
約束が、約束があるから…。
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「心の雨が降り止まない」
作詞・作曲/永井優子
編曲/Cross-section
うすい毛布にくるまって 真昼の太陽を見上げた
眩しくて柔らかい 太陽は僕を突き刺した
出し抜けに首根っこつかまれて
大きな口の神様に 何か 何か怒鳴られるかもしれない
でも 僕には聞こえない
もう 僕には届かない
心の雨が降り止まない
しとしと しとしと 音がする
涙は一滴も出ないのに uh
みぞおちから いつまでも いつまでも…
携帯電話が鳴っている 誰からの電話かも確かめず
震える僕の携帯を横目で眺めてる
でも 僕は声が出ない
もう 僕は吐き出せない
心の雨が降り止まない
しとしと しとしと 音がする
涙は一滴も出ないのに uh
みぞおちから いつまでも いつまでも…
迷える子羊みたいに 泣けたらいいのに
月に魅せられた狼を 止めるのは誰だ
心の雨が降り止まない
涙は一滴も出ないのに uh
みぞおちから いつまでも いつまでも…

#Cross-section